”ブランド”への 取り組み

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”ブランド”への取り組み
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なぜ、ブランドに取り組むのか

理由は大きく二つあります。まず一つは、ブランドへの取り組みは Toreru の力の源泉となるからです。

人間にとって、自分がやりたいことを自覚しそれに納得していることはとても大切です。それが人生のやりがいや楽しみを生み、ときに困難に立ち向かう力になります。また、自分が関わりを持つコミュニティが何を目指し、何を大事にしているかを理解すること、そしてそれをコミュニティメンバーと共有していることは、社員や顧客を含めた社内外のコミュニティの結束を強め、安心感をもたらします。

ブランドづくりは、会社やサービスの存在理由や目指す姿を見つめ直し、自分たちらしい価値観ややり方で、企業活動全体を一貫させるプロセスです。ブランドに取り組むことで、社会に独自の価値を提供しやすくなり、社員の幸せにもつながると考えています。

もう一つの理由は、Toreru の事業ドメインである「商標」や「知財」それ自体が、「ブランド」と密接に関係するからです。商標権などの知財権は、ブランドを保護するために活用できます。Toreru 自身がブランドづくりに取り組みそのノウハウを見出すことで、顧客への知財サービスの価値を高めることにもつながると思っています。

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具体的な取り組み

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全社を巻き込んだワークショップ

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ブランド・コンセプトの定義

Toreru のブランド・コンセプトを決めるため、全社員参加のワークショップを行いました。ブランディングの根幹となるコンセプト決めのプロセスに全社員が参加することで、より客観的・多様な視点から Toreru らしさを見出し、当事者意識も高まりました。このワークショップで見出されたブランド・コンセプトは、ミッション&バリューの形で定義・共有されました。

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全社員参加のワークショップでは、 “Toreru らしさ” について活発に議論されました。

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ブランド研修の実施

ブランドの基本知識を身に付けたり、 “Toreru らしさ” をひとりひとりが業務において体現しやすくなるように、継続的な研修を実施しています。たとえば、 Toreru に新しく入ったメンバーは全員、入社時に、ブランドの基礎知識と Toreru が目指すものや大切にしている価値観を伝える研修を受けます。また、「Toreru らしい顧客体験をつくるには具体的にどうすればいいか」の実践的ヒントとして、外部講師を招いたCX研修も行いました。

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ブランド」に関する “そもそも” の知識から、実際の仕事に活きる実践的スキルまで学びます。

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朝会での目標宣言の習慣

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毎週火曜日の朝に「朝会」を実施しています。この朝会には全社員がオンラインで参加し、「今週の個人目標と意識する “バリュー” 」をひとりひとり口頭で宣言します。この「バリュー」は、 Toreru のミッション&バリューの「バリュー」です。「自分が取り組む仕事」と「 Toreru が提供すべきバリュー」とを結びつける場を設けることで、常に “Toreru らしさ” を意識しながら仕事をする習慣がつきました。

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常に Toreru の6つのバリューを意識して仕事をします。

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ブランド指標の測定&共有の仕組みづくり

ブランディングの効果測定に役立てるため、ブランドに関する指標を測定し、社内共有する仕組みをつくっています。以下のようなSaaSを活用し、測定と共有の自動化を実現しています。

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InMoment(NPSやバリュー浸透度の測定)

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Zendesk(返信速度や対応満足度の測定)

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Googleデータポータル(測定結果のリアルタイム共有)

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サービスのリブランディング

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ブランド・コンセプトから見直したブランディングの集大成の一つとして、メインサービスである Toreru 商標登録®︎ を2021年9月に大幅リニューアルしました。 Toreru のバリューをもっと感じてもらえるようWebサイトや調査報告書などを刷新し、サービス体系も新しくしました。

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デザインが刷新されたWebサイト

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商標調査報告書も付加価値をさらに高めました。

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商標権によるブランド保護

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Toreru ブランドを保護するため、わたしたちの得意領域である「商標権」を積極的に活用しています。現在登録済の商標は約50件。顧客の商標保護をサポートするだけでなく、 Toreru 自身が「事業者」として商標権を活用する立場にもなることで、商標権を事業に活かすノウハウを蓄積しています。

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取り組みによってどうなったか

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“Toreru らしさ” が判断基準となり、迷いにくくなった

「より Toreru らしいのはどっち?」という基準で判断できるようになりました。

経営レベルでは、競合他社の動向に右往左往せず、「Toreru らしいこと」「Toreru が提供すべき価値」に集中して経営判断ができるようになりました。

現場レベルでは、対応に迷う場面でより「Toreru らしい」選択ができるようになり、各自の個性を活かしながらも組織として一貫性のある振る舞いができるようになってきました。

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社員の意識が高まった

社員ひとりひとりがそれぞれの持ち場で「私が体現すべき価値」を自発的に意識するようになりました。

また、ブランド指標をリアルタイムに共有できる仕組みをつくったことで、会社全体としてだけでなく個人レベルでも改善のフィードバックループを回しやすくなりました。そのことが工夫を生み、自信にもつながっています。

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顧客に Toreru のバリューが伝わってきた

顧客アンケートにおいて、 Toreru のバリューである「速い」「カンタン」「専門性」「安心」「ストレスフリー」などを高評価していただくことが増えてきました。

たとえば、「対応が丁寧で簡潔なので、知識が無くても安心できる。」「スピーディーな対応と理解しやすいレポートが最大の理由です。」「事前調査時の精度が高い。調査から登録までの対応に煩わしさが一切ない。」のように、 Toreru らしさとして磨いている部分が現実に伝わってきたことは大きな成果です。

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